以前に比べて来店客が減ってしまった…
飲食の集客を増やすためのアイデアが知りたい
集客アップをしたいものの、具体的に何をすればよいのか悩む飲食店オーナーが多いのではないでしょうか。
この記事は、飲食店で7年働く筆者が飲食店で集客アップする方法を以下にわかりやすく解説しています。
この記事の内容
- 飲食店が集客で悩む課題
- 集客力を高めるための情報発信のコツ
- 飲食店の集客方法おすすめ5選
- 各SNSを使った集客の方法
この記事を読むことで、新規顧客を獲得するコツを理解し、集客アップにつなげていくことができるようになります。
飲食店が集客で悩む課題
出典元:CANVA
新型コロナの影響で休業や時短営業を余儀なくされ、飲食店にとって苦しい数年間でした。新型コロナがようやく落ち着き通常営業ができるようになったものの、今度は社会や消費者ニーズが大きく変わり、思うように集客が伸ばせていない飲食店が多いのではないでしょうか。
ここでは、飲食店の集客で悩む課題を解説しています。
- 新たな消費者ニーズの把握ができていない
- 適切な客層がわかっていない
- ターゲットを絞った情報発信ができていない
- 顧客の情報を収集・分析ができていない
飲食店が集客で悩む課題を知ることで、集客の根本を見直すことができるようになります。
新たな消費者ニーズの把握ができていない
飲食店が集客で悩む課題は「新たな消費者ニーズの把握ができていない」ことです。消費者ニーズは日々変化し、売上にも大きく影響するため最新のトレンドを把握しておく必要があります。近年でいうと、新型コロナの影響で「感染対策がされている店に行きたい」「少人数や一人で食べに行く」など消費者のニーズが変化してきています。世の中の流れを意識することで、集客力を伸ばせるようになるでしょう。
世の中の流れを意識することで、集客力を伸ばせるようになるでしょう。
適切な客層がわかっていない
飲食店が集客で悩む課題は「適切な客層がわかっていない」ことです。人は性別や年齢、生活習慣により食の好みや動向が異なります。
適切な客層がわかっていないと、店の良さが伝わらず、場合によっては客足が遠のいてしまうでしょう。
集客力を高めるためには、自身の店がどのような客層に評価が高いのか、どのような客層にアプローチをしたら効果的なのかを考えなければなりません。
ターゲットを絞った情報発信ができていない
「ターゲットを絞った情報発信ができていない」場合にも集客アップが難しいです。
ターゲットを絞っていないと、さまざまな情報発信の方法があるなかで適切な情報発信ができません。
わかりやすい例としては、年配の人に来店してほしいのにもかかわらず、年配の人があまりやっていないSNSで情報発信するなどです。効率よく情報発信をするために、ターゲットを絞り、ターゲットに合った情報発信をしていく必要があります。
顧客の情報を収集・分析ができていない
顧客の情報を収集・分析ができていない場合も集客アップにつながりません。来店した顧客の顔や雰囲気で判断するというよりは、顧客情報をデータとして収集し分析することでより効率よく集客方法を考えることができます。例としては、一度来店した人に公式LINE登録や公式SNSのフォロワーになってもらい顧客情報を入手することがあげられます。
正確に情報を得ることでズレを最小限に抑え、集客方法や新商品の開発を効率よく進められるでしょう。
集客力を高めるための情報発信のコツ
出典元:CANVA
集客力を高めるためには情報発信が重要です。
ここでは、集客力を高めるための情報発信のコツをお店を知るところからリピーターを増やすまでわかりやすく解説しています。
「新規顧客に向けた情報発信」
- お店を知る
- 興味・関心をもつ
- 行ってみたいと感じる
- 実際に来店
「リピーターを増やす情報発信」
集客力を高めるための情報発信のコツを知っておくことで、集客に関する具体的なイメージができるようになります。
新規顧客に向けた情報発信
顧客は新規顧客とリピーターの2種類に分けられ、どの店でも新規顧客を増やすことが集客アップには重要です。
新規顧客を獲得するためには、客層や顧客ニーズを把握した上でターゲットを絞って情報発信していく必要があります。以下に顧客の来店までの過程をまとめているので見ていきましょう。
お店を知る
最初に「お店を知る」ことが大切です。店を知らなければ興味・関心をもつどころか存在を知ることもできません。情報発信の過程では最も重要とも言えるでしょう。店を知ってもらうための情報としては店名や住所、営業時間などの基本情報です。
「あの場所に○○店がある」と知ってもらいましょう。
興味・関心をもつ
次に「興味・関心をもつ」ことが大切です。店名などの基本情報を得て、店の存在を知ったとしても興味・関心をもたなければ記憶に残りません。興味・関心をもってもらうためには、一押しの商品や店の強み、他店となにが違うのかを伝える必要があります。
「この商品おいしそうだな」「隣町の店とは違ったものがありそうだな」など思ってもらえるように情報発信をしましょう。
行ってみたいと感じる
新規顧客獲得のために「行ってみたいと感じる」情報発信をしていきます。「この店に行ってみたい」と思うには、何か心に刺さったり惹かれるものがあったりしないと行こうと思いません。「期間限定」「今だけ」「○○な、あなたにオススメ!」など言葉にこだわってみましょう。
この時に自分視点ではなく、顧客視点で考えることが大切です。
実際に来店
「実際に来店」することは実際に顧客が行動に移した結果で、新規顧客の獲得です。しかし来店したから安心ではなく、店への満足度を上げファンになってもらう必要があります。せっかく来たのに「料理がおいしくなかった」「残念な接客だった」では二度と来店は望めず、悪い口コミが広がり顧客は減少します。
「また来たい」「友達にも薦めたい」と思ってもらえるように日頃から料理や接客などを磨いておくことが大切です。
リピーターを増やす情報発信
最後に新規顧客をリピーターにしていく情報発信を紹介します。一度来店した顧客がどうすればまた来てもらえるのか適切な情報発信を考えることが必要です。例としては「お得なキャンペーン」や「再来店したら○○がサービス」などがあげられます。
飲食店の場合、味で勝負することも大事ですが、同じジャンルの店と迷ったときに選ばれるような策を顧客視点で考えていきましょう。
飲食店の集客方法おすすめ5選
出典元:CANVA
ここでは「具体的な集客方法が知りたい」という方のために、飲食店の集客方法おすすめ5選をまとめています。
- 店頭でのアピール
- グルメサイト
- ホームページ
- スマホアプリ
- ポイントカード・スタンプカード
飲食店の集客方法おすすめ5選を知っておくことで、集客アップにつながる行動に移せるようになります。
店頭でのアピール
飲食店の集客方法では「店頭でのアピール」がおすすめです。いつもなら素通りしてしまうところを、店頭に特徴的なポスターや目を引くのぼりやオブジェを置くことで、店の前を通る人を新規顧客として獲得することができます。
店の前を通る人に飲食店だと存在を認識してもらい、看板メニューや価格帯、店の雰囲気などを知り、店に入ってみたいと思うようにすることが大切です。
即効性があるのでぜひ取り入れてみましょう。
グルメサイト
「グルメサイト」に掲載することも飲食店の集客方法としておすすめです。グルメサイトとはぐるなびやホットペッパーグルメなどのことで、飲食店を探すのに便利なツールです。飲食店としては一定のコストがかかるものの、飲食店を探している見込み客へ効果的なアプローチができます。
ネット予約や口コミ機能もあり、強い集客力が期待できます。
ホームページ
飲食店の集客方法では「ホームページ」も大切です。ホームページは決まったフォーマットに沿う必要がないため、自由にコンテンツを作成できます。店の存在を認識させなければならないので即効性に欠けるともいえますが、見込み客がSNSやグルメサイトで店を発見し、リンク付けされたホームページも同時に確認できれば安心感につながります。
ホームページでしっかりブランディングをして集客につなげていきましょう。
スマホアプリ
店独自の「スマホアプリ」で集客する方法もおすすめです。スマホアプリはポイントカードとして使ったり、クーポンの配信や新商品の紹介をしたりさまざまな機能をつけることができます。特に日常的にスマホを使用する若年層には効果が得られます。
しかし、メリットを感じないと簡単にアプリをアンインストールされてしまうため、アプリを充実させるコンテンツが必要です。
ポイントカード・スタンプカード
「ポイントカード・スタンプカード」はあまりコストをかけずにリピーターを増やすことのできる集客方法です。店に来店するほど顧客にとってのメリットがあれば、再来店する動機につながります。顧客メリットの例としては「トッピング1つ無料」「5%オフ」などの特典を付けることがあげられます。
しかし特典を獲得するまでのハードルが高すぎると、特典目的で再来店する顧客は減ってしまうので注意が必要です。
各SNSを使った集客の方法
出典元:CANVA
若年層を中心に発展しているSNS。近年は「SNSを見ておいしそうだったから来た」「SNSを通して店の雰囲気を知った」など店を知るきっかけになることが多いです。また、拡散機能があるSNSもあるため多くの人に知ってもらえる、集客には欠かせないツールです。
ここでは、各SNSを使った集客の方法を紹介しています。
- LINE
- Twitter(X)
- TikTok
各SNSを使った集客の方法を理解しておくことで、新規顧客を大きく増やすことができるようになります。
Instagramは、主に20代〜30代が利用する写真投稿がメインのSNSです。飲食店は店内の雰囲気やメニューなどの写真を撮って投稿すると、顧客に魅力が伝わりやすいです。また、ハッシュタグ機能があり、「#ラーメン」「#渋谷カフェ」など投稿内容に関連するワードを投稿文内に入れることでより多くの人に見つけてもらいやすくなります。
しかし、写真がブレていたり、おしゃれでないと逆効果になるため注意しましょう。
LINE公式アカウント
LINEは連絡ツールとして全世代に利用されていて、飲食店の集客方法においてはリピーター獲得に向いているツールです。アプリ予約やクーポン発行、ポイントカード作成などができるため、再来店を促す情報発信がしやすいです。
LINE公式アカウントを登録するのが面倒な人も多いので、登録するとどのようなメリットがあるのかをアピールして登録者数を増やしていきましょう。
X(Twitter)
Xは主に40代に人気がある「140文字以内でつぶやく」ツールです。文字数が少なく手軽に発信できるため、空席状況や当日のキャンペーンなどリアルタイムの発信に向いています。また、リツイート機能があるためより多くの人に情報を拡散することができます。しかし、最初はフォロワーが少ないためリツイートしてもらえません。
アカウントが成長するまで根気強く発信する必要があります。
TikTok
TikTokは10代〜20代に人気のあるツールです。TikTokといえばダンス動画をイメージする人が多いと思いますが、それだけではありません。レコメンド機能があり、普段飲食店やグルメ情報を調べている人にはおすすめ欄に飲食店が表示されやすくなり、店の認知につながります。
食べログへのリンク設定ができ、動画を見たユーザーは店の住所や予算、メニューを確認することができるため、見込み客へ効果的なアプローチができます。
まとめ
この記事では、集客が伸び悩む飲食店に向けて集客アップにつながる具体的な方法を解説してきました。
記事の前半では集客の課題を把握し、集客力を高めるための情報発信の過程を解説。
記事の後半では飲食店での具体的な集客方法を紹介しました。
- 店頭でのアピール
- グルメサイト
- ホームページ
- スマホアプリ
- ポイントカード・スタンプカード
また、新規顧客を大きく増やすことが期待できる各SNSを使った集客方法もまとめています。
- LINE公式アカウント
- X(Twitter)
- TikTok
この記事で新規顧客を獲得するコツを理解し、集客アップにつなげていきましょう!
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